●居心地のいい3階
住宅密集地に建つ事務所併用住宅。道路面以外の隣地境界は近い将来に3階建ての住宅に建て替えられることが予想されたので、家族の集まる空間と子供部屋さらにウッドデッキを3階に配置し、居心地のいい空間としました。居間・食堂・キッチンは家事動線を考慮して回遊性のある間取りにしました。
●太い木材で燃えにくく
木造3階建ての住宅なので準耐火構造にしなくてはなりません。燃え代設計で大断面の柱や梁を使う事で、耐火性能をクリアしつつ、構造材を表しにした空間をデザインしました。
●木材問屋で木を選ぶ
カウンターや飾り棚などの要となる木材は建て主と新木場で材料を吟味して購入しました。無垢材は、同じ材種であっても木目の出方が異なるので、可能な限り実物を見て、選んでもらいたいと思います。自分で選んだ木材が、建物に造り込まれていく様子は格別に楽しいものです。
●性能もしっかり確保
デザインや材料だけでなく、住宅の性能にも気を配ります。断熱や気密、換気などの性能基準は建て主と話し合いにより決めて行きます。ここでは、高断熱・高気密性能が必要だったので、硬質ウレタンフォームの外張り工法によって性能を確保しました。
回遊性のあるキッチン、自然素材の家、外張断熱、24h排気型集中換気システム、大黒柱