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大正ロマンなカンテラ

  • 酒井哲の何でもノート
  • 2014.03.13
炭鉱用カンテラ
骨董商の客さんから譲ってもらった、大正ロマンなカンテラ。
昭和31年の製造とありますが、デザインとしてはアールデコを彷彿させる
ボンネットの星型のギザギザが実に美しい。
真鍮製でずっしり重く、ネジのフィット感も絶妙でした。

怪しげなモノを持ち込んだと、相方が査定しているようですが、
恐らくホワイトガス等と入れれば今でもランプとして機能すると思われる……
ということで、災害時のランプとしての役割を担わせることに(大丈夫かな??)。

この手もモノは何処に置くのか居場所を決めるのに一苦労ですが
幸いうちのマンションには改修時に露わになったコンクリートの梁に
木レンガが埋め込まれているので、そこに吊るすことで落ち着きました。
コラベルのタイルとのコラボレーションも大正ロマンな感じで絶妙ですね。

このランプの由来を少々
どうも本多式簡易瓦斯検定器(ウルフ安全灯)という炭鉱用のカンテラで
鉱山用の可燃性ガスや窒息性ガスを検査するランプだったようです。
1883年にドイツ人ウルフにより揮発油安全灯が発明されたことから
ウルフ安全灯と言われるようです。