「歴史的建造物を通して味わう講座」は、「多摩のあゆみ」の「建物雑想記」で取材した場所を訪れ、その建物の魅力と住宅史の中の位置付けを学び、お食事をいただく現地講座です。第5回目は立川市の「がんこたちかわ茶寮」を訪れます。
がんこたちかわ茶寮は立川駅北口の立川通り沿いにある、がんこフードサービスによる、お屋敷を活用した懐石料理店で、ここのお屋敷は養蚕業と運送業で成功した中野家の主屋で昭和初期の建物です。中野家は式台付玄関のある武家屋敷の外観で、間取りは近世民家の名主階層の住居をルーツに持つ六間型となっています。六間型の間取りでも昭和初期の建物なので、建物の内装は上質な近代和風建築となっています。離れにはかわいい洋館も併設されています。講座の前半は中野家住宅の魅力を座学で学び、建物とお庭を見学した後で、お座敷(六間型民家の接客空間です、テーブル席となっています)で和食御膳をいただきます。どうぞ、ご期待ください。
申込等の詳細は多摩らいふ倶楽部のホームページをご覧ください。
多摩地域の住宅史 お食事付き講座 歴味-5
- 2024.01.06