新着情報

「沖本家住宅」洋館建設90周年記念イベント

  • セミナー・展示会
  • 2023.12.12

旧国立駅舎で開催される「沖本家住宅」洋館建設90周年イベントで講演させていただくことになりました。12月16日(土)の一日限定の対面イベントの15時30分より「登録有形文化財・沖本家住宅の魅力」のお話をします。

沖本家住宅は洋館と和館があり、それぞれが国の登録有形文化財に登録されています。文化庁の文化財データベースを見ると洋館は「造形の規範となっているもの」として登録され「木造二階建、半切妻造金属板葺で、外壁は下見板張、南面二階と玄関ポーチ上部を黄土色の掻落土壁とする。中廊下式で南に居室、北に水廻りを配し、天井に梁形を現す居間に石張暖炉を設ける一方、引違窓や和室を持つ瀟洒な洋風住宅」との解説されています。和館の登録基準も「造形の規範となっているもの」となり「木造平屋建、桟瓦葺で北を切妻、南を入母屋造、軒浅く霧除庇を廻す。続き間座敷の南のサンルームと西の広縁に大判ガラス戸を建て、皮付や絞りの丸太を用いて全体に落着いた意匠の数寄屋風にまとめる。」との解説があります。共に建物の特徴を簡潔にまとめた解説ですが、一字一句を噛み締めて読み進めないとなかなか理解できない説明文となっていて、、、、少し残念。

そこで、講演では沖本家住宅を多摩地域の住宅史の中で概観し、国登録有形文化財としての魅力を噛み砕いて分かり易く解説します。16日(土)、ご都合がつきましたら、ぜひいらして下さい。