新着情報

多摩地域の住宅史 お食事付き講座 歴味-4

  • セミナー・展示会
  • 2023.10.01

この講座は主に「多摩のあゆみ」の「建物雑想記」で取材した場所を訪れ、その建物の魅力と住宅史の中の位置付けを学び、お食事をいただく現地講座です。第4回目は日野市の日野宿本陣を訪れます。

本陣は街道筋の一般的な宿泊施設である旅籠屋と違い、大名や幕府の役人等が宿泊する施設で、日野宿本陣は日野宿の名主、佐藤彦五郎(土方歳三の義兄)により江戸末期に建てられました。民家の特徴と武家住宅の特徴を合わせ持つ建物で、都内に現存する唯一の本陣建築として日野市指定文化財及び東京都指定史跡に指定されています。武家住宅の遺構の少ない東京都では、武士の階級による空間構造の違いを体感できる建物として貴重な存在となっています。大名クラスの宿泊する上段の間は、明治時代に有山家に移築されていていますが、この講座は移築された奥座敷の外観を庭園から見学し、敷地内に併設するカフェ「花豆」でランチをいただくコースとなっています。有山家は日野宿だった時代の短冊型の敷地を現在に伝える名家で、甲州街道沿いには明治時代に建てられた日野銀行の遺構を見ることができます。11月下旬は有山家の庭園の紅葉が見頃になります。日野宿の近世の遺構を学びつつ、「花豆」で紅葉とランチをお楽しみください。

申込等の詳細は多摩らいふ倶楽部のホームページをご覧ください。