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住宅省エネルギー技術講習会

  • 酒井哲の何でもノート
  • 2014.12.08
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住宅省エネルギー技術・設計者講習会があり、朝から夕方まで研修を受けていました。去年新しい省エネルギー基準(平成25年省エネルギー基準)ができ、2020年から住宅等の小規模建築にもその基準が義務化されます。地球温暖化と化石エネルギー資源の枯渇を受けて、住まいでのエネルギー消費量の削減が課題となっています。

住宅での省エネは「建築による手法」と「設備による手法」さらに「住まい方」の3本柱で構成されるという基本的な考えは理解できますが、省エネ性能の高さは技術論なので「建築による手法」と「設備による手法」で高い性能を装備した住宅が「良い」と勘違いしてしまう恐があります。「住まい方」すなわち「住まい手」が不在となってしまう可能性が高いのです。「住み心地の良さ」はその性能の次の次元にあるということを、しっかりと提案できるようにならねば……それが設計者の役目だと思いました。